過去ログ - 「今どき魔王退治もないもんだ」【安価あり】
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:38:08.90 ID:UhKcO/l70
『じゃあ、行ってくる』

女=侍従服・黒のエプロンドレス=侍従長『……』ぎゅっ

『あ、こら』
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:38:40.22 ID:UhKcO/l70
柔らかな声=頭上「……起きて。起きて」

「ん……?」

女=法服=教団の神官「起きた。……どうか、した?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:39:15.35 ID:UhKcO/l70
(整然と敷き詰められた石畳、調和の取れた美しい建物。この都市は豊かだ。交通の要衝、この都市を通って、あらゆる物品が流通する。……だが)

(手を振る勇者――この人々の熱狂ぶり。熱に浮かされたような絶叫……)

(前方に集団――歩み出た男の装束は集団の中で最も豪奢だった。国境地方一帯を治める領主はこの都市に拠点を構えている)
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:39:46.38 ID:UhKcO/l70
(領主は胸に手を当てて一礼する。ちら、と神官に向けた目が数秒動かない)

領主「お噂はかねがね、女神のごとき美貌とはまさにこのことですな。神通力も歴代随一であるとか。いやはや、本当にお美しい」

勇者「はい、これまでの道中でも、彼女には何度も危ういところを救われました。……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:40:28.52 ID:UhKcO/l70
――領主私邸――

勇者「さあ、横になって。どこか痛いところはない? 欲しいものは? ああ、飲み物がいるかな、待ってて、すぐに用意させるから」

神官「え……ぅ……」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:41:26.30 ID:UhKcO/l70
(騎士が腰の剣に触れる。勇者が何事か言おうとして、神官が起き上がるのに気付く)

勇者「大丈夫だよ、心配しなくてもいい。少し揉めているだけだから――」

(神官がこちらを見る。ただでさえ白い顔が蒼白だった)
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:41:58.38 ID:UhKcO/l70
(通りに添って歩く)

(角を曲がって路地に入る。入り組んだ道は進むほどにうらぶれていく。この都市は豊だが、決して末端まで豊かさが行き渡っているわけではない……)

(前方に人影。外套のシルエットに見覚えが、声には聞き覚えがある)
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:44:52.35 ID:UhKcO/l70
ここまで
びっくりするぐらい進まないなあ

まあいいや、今月中には安価まで辿り着こう、頑張ろう


15:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 03:58:14.52 ID:FVJrEmYt0
投下いたします


16:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 03:59:11.28 ID:FVJrEmYt0
――領主居館――

(居館に戻り、広い玄関に這入ると、男の一団と鉢合わせた)

男=上質な衣装=領主(?)「おや、いったい何処においででしたかな。神官様の具合はいかがかと、これよりお見舞い申し上げようと思っていたのですが」
以下略



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