111:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:12:29.82 ID:wlnW7ggg0
突然ですが、善澤さんは、こんな話を聞いたことがありますか?
プロデューサーというのは、三つの種類に分けられるそうです。
お金のために働く人。
地位や名誉のために働く人。
ただその仕事が好きでやっている人。
たぶん、プロデューサーに限らず、ほとんどの労働者に言えるのかも知れませんが。
私は、そうですね――やっぱり、三つめに分類されるのかなぁ。
というより、この業界にいる人は、大体そうだと思いますよ?
だって、こうして昼も夜も無く働いて、休みもロクに取れない仕事なんです。
割に合わない面が多すぎて、好きでもなきゃ馬鹿馬鹿しくてやってられませんよ。
まぁ、社長が待遇を改善して、保身に気を回す余裕をくれるのなら話は別ですけど。
もちろんあの人も、言わずもがな、三つめの類の人でした。
それこそ、馬鹿をいくつ付けても足りないくらいに。
さっき見せた、おシゴト帳ですが――。
元は、プロデューサーが作っていたものを、皆が真似して作り始めたものなんです。
――えぇ。亜美達だけじゃなく、他の子達も皆付けています。
亜美と真美の隣にある、このオレンジのノートがやよい。
その隣へ順に、伊織、あずささん、真、雪歩、貴音、響、千早、春香――。
美希は、家へ持って帰っているのかしら。
それで、実際にプロデューサーが生前付けていたモノですが――。
そこのキャビネットを埋めているノートやフラット、キングファイル――それ全部です。
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