63:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 17:34:30.44 ID:wlnW7ggg0
私は、この手のものには疎いのですが、そのゲームは知っていたんです。
亜美ちゃんが、お仕事の合間に良くやっている、可愛いモンスターを連れるゲーム――。
ポシェットモンスター、っていったかしら。
以前にお掃除をした際にも見つけて、自慢げにお話をされていたけれど――。
プロデューサーさんも、子供っぽいところがあるのね〜と、微笑ましく思ったものです。
唯一、お仕事に関係しなさそうなものでしたし。
亜美ちゃんや真美ちゃんに見せたら、喜ぶかしら――。
そう思い、段ボールにそのゲームを詰めて、事務所に持ち帰ったんです。
喜ばれは、しませんでした。
亜美ちゃんと真美ちゃんは、そのゲームを見せた途端、大泣きしてしまったんです。
どうしたの、と、私は驚きながら聞くと、真美ちゃんが、泣きながらこう答えました。
そのゲーム、兄ちゃんが――真美に、間違えて買ってきたゲームなんだ。
真美ちゃんが出演する、清涼飲料水のCMが、大変評判になった頃のことでした。
プロデューサーさんは真美ちゃんに、ゲームをプレゼントすることを約束したそうです。
あれだけゲームが大好きな真美ちゃん。
きっと、大はしゃぎして、喜んだでしょうね。
でも、プロデューサーさんがご褒美で買ってきたゲームは――。
似ているけれど、全く別のものでした。
真美ちゃんがお願いしたものは、妖怪ウォンチュウ――。
私と同じで、ゲームに疎いプロデューサーさんには、違いが分からなかったみたいです。
177Res/216.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。