過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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86:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 19:00:24.72 ID:wlnW7ggg0
 こうなった以上、とにかく出たとこ勝負でやるしかない、とプロデューサーは言います。
 そ、そんなんで良いんですかー!? と思ってたら、もう舞台が始まっちゃいました。


 台本通り、二頭身の皆をいじめる、Pの字の被り物を被ったプロデューサー。
 春香さんや千早さん、響さんや伊織ちゃんが、即興で色々な鳴き声で泣いています。

 そ、そろそろ出ても良いのかな――でも、本当に台本、どうなるんだろう?
 あっ、音楽が変わった! こ、小鳥さんのナレーションだ、で、出なきゃっ!!

 う、うっうー!! ヤキニクマン、さんじょ――。


 はわっ!! しまった、うっうーって言っちゃダメなんでしたー!

 ていうか、さっきの声と背の高さ的に、弟達にはもう私だってバレバレっぽいかもー!
 や、ヤキニクマン、いきなりピーンチっ!!

 私のピンチなんてお構いなしに、プロデューサーはノリノリで演技を続けてます。
 そんなに言うならぁ、美味しいピーマン料理を、ぁ作ってみぃろぉ〜!!

 ってちょっとー!? これ以上続けても、私、限界ですー!!


 そう思った時――かすみと長介が、浩太郎と浩司と一緒にステージに上がりました。

 何も言わないうちに上がってきたから、あれってなって――。
 気がつくと、かすみ達が自分達で、ピーマンともやしの料理を勝手に作り始めたんです。


 ちょ、ちょっと――何で皆、そんなに手馴れているの? ピーマンの肉詰めは?


 ちんぷんかんぷんなステージで――ナレーションの、小鳥さんの優しい声が響きました。



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