過去ログ - 男「安価とコンマでラノベのお約束展開に立ち向かう」
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58:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 00:21:56.17 ID:DtnQIHpK0
男「――! ……ほっ、気のせいだったk――」

????「げっ」

男「……げっ?」

教室の戸を開け、一週間ぶりに見る教室が、赤毛の転入生が増えているなどの劇的な変化と無縁であった事にほっと安堵……する間もなく、背後から聞こえた声に振り返ってみれば、

ツインテ「なっ、なんであんたがここに居るのよ……!?」

男「なっお前はこの前の痴j

ツインテ「」ボゥッ

男「この前の焼殺犯!」

ツインテ「……うーん、不本意だけどあながち間違っては無いから見逃してあげるわ。それより何よアンタそのタイの色……!」

男「お前こそ……」

この学園の制服は、男子ならネクタイ、女子ならリボンの色が学園によって違う。
これによって、一目見れば相手の学年が分かるのだが、

男「うちの後輩だったのかよお前!」

ツインテ「最悪だわ! よりにもよってアンタみたいな先輩が居る学校に編入してきちゃうなんて……!」

男「ああ、そういえばあの辺りはこの学校の学生寮が集中してる区画だったな……」

流石に女子寮の居住者の所属まで詳しくは知らないが、自分の寮があるのも同じ区画である。
予見できたはずの再会に男が頭を抱えていると、何故かツインテの方はニヤリとあくどい笑みを浮かべ、

ツインテ「いえ、まあいいわ。これも考えようによっては好都合だし」

男「は?」

ツインテ「別に? まあ、放課後を楽しみにしてるといいわ。それじゃ」

そう一方的に言い残して、スタスタと立ち去っていった。
男は首を傾げつつもそのまま教室に入り、噂の転入生との関係を根掘り葉掘り聞こうとしてくる悪友を適当にあしらいつつその日の授業を受けるのだった。




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