過去ログ - 提督「ドッキリで死んでみる」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/10/28(水) 01:05:01.76 ID:iHsws6qc0
ドッキリには親しい間柄において関係を盛り上げる小さな悪戯的用法があるに違いなかった。この線で考えるならば、提督は榛名と「親しい関係」にあるということになる。榛名は感激した。提督がそのように考えていてくれるなんて。

「このドッキリは私たちの関係を深めるための手段なのですね」榛名は判断する。状況の意味が固定されると、そこを足がかりに榛名が今何をなすべきか自ずと明らかになった。

結婚。それ以外ありえなかった。

なぜなら、以前にはなかった親しさで榛名が愛を囁いたとしても、提督が死体である限り死体には耳もないのだから、感情的な共感によって関係を深めることは困難に思われ、残された道としては、形式的な関係の深まり、すなわち結婚以外に他はないからだ。

提督は死体となることによって、榛名にプロポーズしたのだ。榛名は提督の沈黙の中に筆舌に尽くし難いほど強く愛を意識した。教訓的真理として「沈黙は金」と言われるけれど、まさに沈黙のプロポーズこそがこの世で最高のものに思われた。「金がこの世で最もものを言う」のだから、三段論法的に「沈黙こそ最もものを言う」と言えるはずだった。

榛名は提督の冷え切った唇からこの世のものとは思えないほど情熱的な愛の告白を受けたに違いないと考えた。


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