過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
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32: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/30(金) 19:10:49.69 ID:7HeYyVmm0
王子「これを君に渡しておくよ」
ハンター「これは…?」
ペンダントだ。
はめられているのは魔石の類だ、ということくらいならわかる。
王子「勇者が魔王に挑む際にも同じものを渡したんだけどね。戦闘力強化の効果があるんだよ」
ハンター「あの勇者にこんなものを渡すとはな。よほど心配だったのか」
王子「友達だからね。勿論、勇者の強さは信頼しているよ」
勇者は自分と会う前から、王子と友達同士だ。
昔の王子は病弱で、兄貴分の勇者に頼りきりだったと聞いたことはある。
病弱が治った今でも、友情はそのまま変わらないのだろう。大事な親友が魔王討伐に向かうと聞いたら、心配するのが当たり前か。
王子「それで、今夜には魔姫様の住処を襲撃してほしい」
ハンター「簡単に言うな。奴の居場所の特定にどれだけ骨が折れると思っている」
王子「大丈夫、さっきの戦いで仕掛けはしておいた」
ハンター「仕掛け?」
王子「オウムに魔姫様を追わせている。…これで、魔姫様の住処が特定できる」
ハンター「なるほどな…」
今まで賢者に、魔王に近い魔力を探知させ、そうやって魔姫を追っていた。
だがそれならもう、その必要はない。
ハンター「俺は一旦家に戻る。…居場所が特定できたら知らせろ」
王子「…期待しているよ、ハンター君」
ハンターを見送る王子の笑顔は相変わらず涼しいもので、内面を探らせようとはしなかった。
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