過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
1- 20
88: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:38:23.19 ID:bh9UjSJo0
王子「これは…!!」

魔姫を中心に床がひび割れる。空気が周囲を突き刺し、戦いを見ていた兵士達がざわつき始めた。
翼を広げていないというのに魔姫は宙に浮かび始めた。髪が逆立ち、赤い目はただ一点――王子を捉えている。


猫耳「出た…魔姫の究極技だ」

助手の回復魔法を受け、目を覚ました猫耳はそう言った。
只者ではない魔力を感じ取り、助手は自分達を守るように『壁』を作った。


王子「これが…これが、魔王の血を受け継ぐ者の……!!」

王子は身震いしながらも歓喜していた。
危険だと本能が悟っている。それでもここから離れたくない。麻痺しているせいか、魅了されたせいか、それはわからない。

王子「来てよ魔姫様ぁっ! 僕が受け止めてあげるよ、さぁ、さぁ、さああぁぁ!!」

魔姫「はああぁぁ――っ!!」


そして――一瞬のことだった。

魔姫が王子に体当たりした瞬間、空気が破裂した。

2人を中心に城は破壊され、周囲にいた兵士達も吹っ飛ばされた。

衝撃の波が城の周囲に爆風を巻き起こし、地面を揺らした。


賢者「何て凄まじい威力……!!」

ハンター「あー…可愛い顔してても、やっぱ化物か」

猫耳「魔姫…!!」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
107Res/95.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice