過去ログ - 白坂小梅「あの子を……探してるんです」九十九一希「と、片目を隠した少女は言った」
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103:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 14:04:30.45 ID:piWlzMOm0


圧倒感を受け取る触覚を切り離す、負の想像をする反射の思考を切り離す。

魍魎は四方にいるから自分の内側に全てを塞ぐ箱を作る。


そうして心のささやきを聴く。



人にはそれぞれの世界観があり、そこで各々は生きている。

彼女にはあの子が見えている。

ひょっとしたらそこにたたずむ火車さえ見えているのかもしれない。



見えないものを見て、存在しないものを存在すると信じ、友達にして……今は連れ戻そうと必死になっている。


彼女は自分に正直だ。

ならその言葉が、偽りにまみれていたおれよりも強い説得力を帯びるのは極めて自然だったんだろう。



彼女の言葉にはリアリティがあり。

そしておれは――――影響を受けやすい。





一希「……覚悟が……決まったよ」




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