過去ログ - 空からランドセルが降ってきた
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8:商業科生
2015/11/01(日) 22:31:36.91 ID:lOwjkEXl0
「おやすみ」

「お、おやすみなさいっ!」

思わず声が裏返る。

「ふっ・・・」

薄く笑って目をつむる。

「!」

ゆうくんの笑った顔もかっこいいな・・・

寝顔もかわいい。

どうか、このまま・・・



「ん・・・」

硬い感触に目を開ける。

いつのまにか抱き枕のように、ランドセル・・いや、奈緒を抱きしめていたようだ。

布団の中でランドセルを抱きかかえる男。

はたから見たら変態だな…

思わず苦笑する。

奈緒を起こさないように、そっと布団から抜け出し、台所でコップに水を注ぎ、一口で飲み干す。

そして、布団に戻ろうとする。

「・・・え?」

布団の中で寝ていたのはランドセルではなかった。

青白く光る美少女だった。

「は?な、奈緒なのか・・・?」

恐る恐る近づく。

だが、見た感じ自分と同じくらいだ。

あの女児の声を発するような少女とは思えない。

・・・もしかして、ランドセルになったのは結構前で今の本当の姿は、これなのか・・・?

「・・・」

というか、目のやり場に困る!

青白く光って実体はないようなのでぼんやりとだが、全裸である。

「?」

少し大人になってるが、この顔、見覚えがある。

たしか・・・

奈緒・・・?

ハッと気づき、スマホで急いで調べる。

「やっぱり・・・」

雨宮奈緒・・・

一時ニュースにもなっていた。

「八年前に行方不明になった小学三年生・・・」

今は、十七歳・・・

俺と同じくらいだ・・・






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