23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:30:16.81 ID:hpm/xeHh0
「なっ……」
言葉に詰まる
「ほら、やっぱり」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:34:42.48 ID:hpm/xeHh0
くすくす
楓さんが笑う
「スタイルには自信があるんですよ」
25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:42:00.35 ID:hpm/xeHh0
「どちらが良いですか?」
貴女はそんなことをしてはいけない
「ふふっ」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:48:37.66 ID:hpm/xeHh0
「これ以上は怒りますよ」
意思を込めて楓さんを見る
これ以上この人にこんな事をさせてはいけない
27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:52:22.27 ID:hpm/xeHh0
「……うぅ」
しばらくして聞こえてきた泣き声
「なんでですか……」
28:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 00:56:55.16 ID:hpm/xeHh0
「何か言ってくださいよ……ねぇ」
とん、と
彼女の手が俺の胸と叩く
29:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:03:23.80 ID:hpm/xeHh0
楓さんは泣き続ける
彼女の綺麗な瞳から涙が止めどなく溢れ
俺のスーツに染みを作っていく
30:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:13:25.61 ID:hpm/xeHh0
「こんな女に魅力なんて感じないですよね……」
魅力を感じない?
「皆に嫉妬して、みっともないですよね」
31:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:19:24.67 ID:hpm/xeHh0
「楓さん」
言葉と同時に体が動いていた
両腕で楓さんを優しく抱きしめる
32:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:24:28.71 ID:hpm/xeHh0
「暖かいです」
「ええ、暖かいですね」
楓さんがおそるおそる腕を背中に回してきた
33:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:29:36.43 ID:hpm/xeHh0
「すみません、プロデューサーさん」
ようやく泣きやんでくれた
「良いんですよ。気にしないでください」
34:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:35:01.90 ID:hpm/xeHh0
「ありがとうございます。ねぇ、プロデューサーさん」
「何ですか?」
「私、嫌われてないですか?」
35:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:41:29.99 ID:hpm/xeHh0
「それに貴女はとても魅力的です」
こうしてる間にも胸の鼓動が速くなっている
「嫉妬だってしてもいいじゃないですか」
36:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 01:50:37.50 ID:hpm/xeHh0
「変なプロデューサーさん」
顔を上げた楓さんには笑顔が戻っていた
くだらないジョークを言って
37:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 02:00:44.31 ID:hpm/xeHh0
五分かそれとも一時間か
どれだけの時間が経ったのかはわからない
「ありがとうございます。もう大丈夫です」
38:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 02:12:37.49 ID:hpm/xeHh0
事務所がステージに変わる
限られた者にしかない輝き
きらきらとした美しさ
39:名無しNIPPER[saga]
2015/11/03(火) 02:14:24.50 ID:hpm/xeHh0
読んでくれた人に感謝を
コスプレした楓さんが見たかった、ただそれだけなのです
40:名無しNIPPER[sage]
2015/11/03(火) 03:22:34.32 ID:8+WIV32OO
いいふんいきだったおつ
41:名無しNIPPER[sage]
2015/11/03(火) 09:42:00.51 ID:1GxeXp59o
otu
42:名無しNIPPER[sage]
2015/11/03(火) 10:44:15.32 ID:Anl7wwZqo
おっつおつ
良かった
43:名無しNIPPER[sage]
2015/11/03(火) 13:38:30.15 ID:Q7WQZ/Seo
乙
引き込まれた
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