過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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846: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/27(日) 23:39:56.96 ID:lT2MAuYP0
未央「(う、うわ……!)」

次の瞬間、私の視界にあーちゃんの顔が大きく迫ってくる。
ストローの飲み口の間隔は外から見ているよりもずっと狭く、ふと気づけばほんの数センチ先で彼女の大きな瞳が私を見つめていた。

未央「(ち……近い近い近い!)」

長い睫毛、ふわふわの髪、触れなくても指が沈むほど柔らかそうだと分かる肌。
お互いの鼻先があとほんの少しで擦れそうなほどの距離で、あーちゃんの存在自身が私の視界にどアップで飛び込んでくる。

未央「(ど、どうしよ……落ち着かないと、心臓の鼓動があーちゃんに伝わっちゃいそう……!)」

藍子「……未央ちゃん」

未央「んっ……ん? な、なに?」

藍子「……どうしましょう。私なんだか、恥ずかしすぎてこのまま死んでしまいそうです」

未央「もう!? いや早いよあーちゃん! まだ一口も飲んでない!」

至近距離であーちゃんが、唇の端をぷるぷると震わせながらそう呟いた。だ、だめだ! あーちゃんの精神が一品目で既に限界に近い!

未央「と、とりあえず飲んじゃわないとさ! その、私もこれすっごく恥ずかしいけど……」

藍子「そ、そうですよね! 頑張ります……!」チュー

ゆっくりと、彼女のストローをドリンクがにじり寄るように上っていく。相手の飲み方がこんな近い距離で分かってしまうところも、なんだか不思議な恥ずかしさに拍車をかけている気がする。



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