過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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845: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/27(日) 23:24:44.69 ID:lT2MAuYP0
藍子「ふぇ!? ……あ、は、はい、そうです、ね……!」

裏返った声で返事をしたあーちゃんは、ついさっきプールで泣き叫んでいた時とは全く別人みたいになってしまっていた。見れば耳の端は真っ赤に染まっているし、視線は落ち着かなくきょろきょろとあっちこっちを飛び回っている。
……いや、さっきあんなお互いに告白しあった後に、カップル専用の個室に並んで二人きりで、しかもこんな恥ずかしいドリンクを一緒に飲もうなんてことになっちゃってるんだから、その気持ちは痛いほどよくわかるのだけど。

未央「(……でも、なんだか)」

恥ずかしい。緊張する。
そういった感情とは別に、自分の胸の奥から湧き上がってくる別の感情があることも、私自身薄々ながら気づいていた。

未央「(あーちゃんとこんな恋人っぽいことができるなんて、何だか……ヘンにわくわくしちゃうよ……)」


私たち二人が座っているソファの背もたれは、倒すとミニテーブルになるようになっていた。
私はあーちゃんとの間にそのミニテーブルを作ると、その上に手に持ったドリンクを置く。

未央「じゃ、じゃあ、あーちゃんそっち……」

藍子「は、はい……!」

恐る恐る、といった感じでストローの先っぽを唇で挟むように咥える。私が先にそうしてしまったのを見て、あーちゃんはおろおろしながら数秒逡巡したようだったけど、やがて目を潤ませながらゆっくりと、同じようにしてストローを可愛らしい動作で咥えた。



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