過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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853: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/28(月) 00:21:28.47 ID:oineO8460
今みたいなことっていうと……その、零れたジュースをぬぐいとってあげる、みたいなことだろうか。

未央「な、なんで急に?」

藍子「い、いえ! 未央ちゃんってすっごくフレンドリーな人だから、あれくらい……ぱぱーってやっちゃうのかなって、思っただけで」

彼女のその言葉に、私は心の中で自分に問いかける。
……いや、例えばしまむーとか茜ちんが同じようになってたら、そりゃあハンカチでぬぐってあげるくらいは反射的にやっちゃうかもしれないけれど。

未央「思わず直接舐めとりたい……って思っちゃうのは、多分あーちゃんだけだなぁ……」

藍子「……!」

未央「……って、今声に出てた!? いやその……さっきのはほんとについ……」

藍子「……それなら………………です」

未央「へ?」


藍子「そ、それなら……あの、今みたいなこと、もっと……し、してほしい、です」


搾り出すように蚊の鳴くような震える声で、彼女のそんな言葉が漏れるように聞こえてきた。
その言葉を聞いた瞬間……私の顔が、一気にかぁっと熱くなるのが自分でも分かる。

藍子「という…………いや、その、す、すみません……」

未央「う、うん……」

……なけなしの勇気を振り絞ったのだろう。あるいはそれで耐えられなくなったのか。
彼女は沸騰したやかんみたいに頭から蒸気を昇らせると、その後ぴくりともこちらを向かないまま動かなくなった。……私が彼女の分のドリンクも飲み干すまで。



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