過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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922: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/13(水) 23:10:30.06 ID:nvUS3RXB0
たったポッキー一本分の長さしかなかったその距離を零にするのに、いったいどれくらい時間をかけていたんだろう。
待ち焦がれていたかのようなその感触は、優しくて、柔らかくて、温かくて。

未央「……あーちゃ……ん」

あーちゃんの唇に一度触れてしまうと、あとは今までの自分を覆っていた最後の理性がぽろぽろと剥がれ落ちてしまったかのようで。
初めて感じるその感触に、好きな人の唇の感触に。酔いしれるように、虜になるように。触れた一瞬で私は夢中になってしまったんだと思い知る。

藍子「ん……っ」

唇が触れあった瞬間、ぴくん、とあーちゃんの体が一瞬跳ね、その感触が抱き締めている私にも伝わる。

彼女を抱き締める両手にひときわ力が入る。抱き締められたあーちゃんは後ろに身をよじることもできず、私は彼女の唇の感触をただ、はやる気持ちを抑えきれずに味わっていた。

ぎゅう、と唇を彼女のそれに強く押し付ける。するとあーちゃんは一瞬甘いような声を漏らすものの、私のキスに抵抗することなく唇を受け入れてくれる。
その仕草に、彼女の唇を味わいたいという本能が余計に刺激され、自分でも止められないまま貪るようにあーちゃんの唇の感触を求めてしまう。


未央「……っ、あーちゃん、すき……!」

思わず口からそんな本心が飛び出した。いや、飛び出さなければ、彼女を愛おしく思う気持ちが私の体の中に溜まりすぎて爆発してしまいそうだったからかもしれない。
息をするのを忘れるほど夢中になってキスしていたことに気が付くと、唇同士がくっついたまま口を開き、呼吸をした後再びまた彼女の唇に吸い付いてしまう。

あぁ。今やは私はケモノみたいに、あーちゃんの唇を奪うことしか考えられなくなってしまっていた。



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