過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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◆bdus5wZu/VP9
[saga]
2016/01/13(水) 23:22:19.53 ID:nvUS3RXB0
――ぬろん
藍子「………っ!?」
“そういうキス”があることは雑誌とかで読んで知っていたし、実はちょっぴり憧れていたりもした。どんな風にやるんだろう、なんて考えては、何を考えてるんだ私はと自分を諫めていたりしたっけ。
――だけど。
未央「あーちゃん…………ん、あーちゃん……!」
藍子「み、未央ちゃ……ん、んん……っ!」
“その時”が来れば、やり方なんて思い浮かべる暇もなく、ただ本能のように舌が彼女のそれを求めてしまうものだったなんて、知らなかった。
未央「ん、んぅ……ちゅぱ、ちゅっ……」
藍子「ふぁ……あ、んぁ……ちゅ……」
私の舌は勝手に彼女の唇を強引にこじ開け、口内へと侵入していた。
瞬間、舌の先端にさっきよりも温かい感触と、濡れた唾液の味がじんわりと伝わってくる。
すごい。すごい。……耐えられないくらいドキドキする。
もっと。もっと欲しい。あーちゃんの全部を。
そんな思いに駆られるようにして、私は半ば本能で舌を動かす。
それはお世辞にも上手なディープキスとは言えない代物だったかもしれないけれど、彼女の口内の奥にあった舌の先端に私のそれを触れさせ、絡めるようにして味わっていると、彼女の全てを私のものにしているかのような感覚さえ湧き上がってくる。
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