過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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954: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/21(木) 23:02:29.91 ID:Pzcx90N30
未央「っ、ぁ……んちゅ…………ふぁ、くちゅ……」

チョコレートの甘さと、あーちゃんの唾液の甘さが溶け合うように噛み砕かれたお菓子に纏わりついていく。二人の口内をお互いの舌の動きに合わせるように漂い続けるそれは、いつしかこの陶酔的なキスに脳髄が痺れるような背徳感をもたらしてきた。

藍子「んっ……ん……」

キスの間ずっと目を開けていられるほど私の心に余裕があったわけではないけれど、辛うじてあーちゃんの表情は視界に入ってきた。頬を真っ赤に染めた彼女のその顔は、羞恥なのか、あるいは興奮なのか、とにかくいつもの彼女とは全く別人に思える。

雑誌のカラーページでゆるふわな笑みをふりまく女の子はもうここにはいない。
私が半ば乱暴なまでに求めるキスを優しく受け止めてくれて、彼女のほうからも少しずつこちらのキスをねだるように、優しく舌を動かしてくれている、キスに溺れる女の子がそこにはいた。

未央「はーっ、はー……っ……ん、あーちゃん……!」

興奮で熱暴走するような頭で、おぼろげに彼女の名前を呼ぶ。彼女は途切れる間もないキスの嵐の中で息も絶え絶えになりながら、それに言葉を返してくれる。
原型を留めないほど咀嚼されたポッキーの甘さが口の中に広がって、いつまでもこの甘味を味わっていたいという欲望が絶え間なく湧き出てくる。

……だめだ。今日の私は、なんだかもう色々とだめだ。
頭の中でそんな思いがよぎっては、キスの感触へと溶けていく。

彼女の柔らかな髪に指を通し、手を這わせると、このまま彼女の全てを手に入れてしまいたい。なんて思いがどうしようもなくこみ上げてきてしまう。



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