過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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957: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/21(木) 23:27:08.39 ID:Pzcx90N30
ゆっくりと、彼女の服のボタンに手をかける。
こんな場所で何やってるんだ。タイミングとか色々あるでしょ。と自分を諫める声がわずかに聞こえたものの、そんな静止が歯牙にも引っかからないくらい理性の剥がれ落ちていた私には、土台通じるべくもない。


熱く茹った表情の彼女を見下ろしながら、私はゆっくりと――息を、飲んだ。




未央「…………あーちゃ」






 ピリリリリリリリリ!




「「っっ!!!」」



と、次の瞬間、個室に聞きなれない電子音が鳴り響く。
反射的にぎょっとして辺りを見渡すと――どうやら、入店するときに決めた退店時間の十分前を示すタイマーが鳴った音のようだった。


未央「……あ……」

数秒してタイマーが鳴りやむと、すぐにまた個室に静寂が訪れる。
さっきまでの暴走するような熱が急に鳴ったタイマーのせいで引いて冷静になり――さっきまで自分のしていた行為が、しようとしていた行為が鮮明に思い出された。


未央「…………」

……まずい、何やってたんだろ、私。



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