56:名無しNIPPER
2015/11/28(土) 23:37:51.77 ID:3TJN5DgY0
爽「終わった?水泳の補修」
成香「ええ」
爽「じゃあ帰るかっ」
両親を事故で失った成香は、学生寮で暮らしていた。
その夏、成香は北海道の叔父の元へは帰らず、修道院に留まっていた。
校舎を出てすぐ、通り雨が二人を襲う。
爽「しばらくここで雨やどりだな」
やむなく駆けこんだ温室には、夏休みという事もあり、他の生徒の姿は無い。
成香「わあ。暖かい」
二人は並んで座る。成香はタオルを取りだし、濡れた爽の髪を優しく拭く。
爽「…私はいいから、自分の髪を拭きなよ」
成香は頷くと、その長い髪を拭き始める。
雨はまだ止みそうにない。
疲れていたのか成香は爽の肩に身を預け、目を閉じた。
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