64:名無しNIPPER
2015/11/30(月) 03:03:52.25 ID:ttiNtF4q0
成香「本当です」
爽の問いに、成香は毅然と答えた。
成香は続ける。
成香「この学校に入る前から、決めていました」
爽「何で今まで黙ってたんだっ?」
成香「言う機会が無かっただけです。言ってどうにかなるものでも無いから…」
爽「…っ」
理解は出来るが納得はいかない。
爽「私は成香の事が好きだった!お前は違っていたのかっ!?」
成香「そんな事っ…!」
爽は捲し立てる。
爽「私が卒業するまでの付き合いだって…!気楽に考えてたのかっ!?」
成香「…爽さんの事、好きです。私がこんなに誰かを好きになった事…初めてです…」
爽「だったらどうしてシスターなんかにっ!」
爽は声を荒げずにはいられない。なりふり構ってなどいられない。
爽「私より神様を選ぶわけっ!?私には成香しかいないのにっ!!」
私を、見捨てるのか。
成香「…そんな風に責めないでください。シスターになるのは私の希望なんです」
爽は成香に詰め寄る。
爽「じゃあ何故私の目を見ないっ!?迷ってるからじゃないのかっ!?」
成香「ちがっ…!」
爽「成香好きだっ…!」
爽は無理やり成香の唇を奪う。
成香「いやっ…!」
しかし、すぐさま拒絶される。
成香「マリア様が、見ています…」
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