過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
1- 20
201:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:43:15.28 ID:++VZOXR8P

 歯噛みをしてずっと頭を下げるさやか。

 彼女をしばし見つめた後、円環の理は自ら膝をついてさやかと視線を合わせた。



円環の理「大丈夫だよ、私はさやかちゃんを責めないから」


さやか「・・・」



 さやかは頬を引き攣らせ、無理に笑顔を作る。



さやか「さすが女神さまだ、お優しいね・・・」


円環の理「ううん、そうじゃない。

       私はほむらちゃんが間違っていると思っていないから」


さやか「・・・」


円環の理「だから、さやかちゃんがほむらちゃんの言いなりになったとしても。

       それもきっと、たくさんある未来の内の1つの、在るべき形なんだと思う」


さやか「あたしは最初から・・・、期待なんてされてなかったの?」


円環の理「私は全ての魔法少女の祈りと絶望を受け入れる、それはほむらちゃんだって例外じゃない。

       もしほむらちゃんが勝ったとしても、逆にさやかちゃんが勝っていたとしても。

       私はどちらの結末もちゃんと受け入れるつもりだった」


さやか「あんな奴があたしたちと同じ魔法少女だっての!?」


円環の理「そうだよ、違いなんてどこにもない」


さやか「・・・」



 さやかは何かまだ言いたげに円環の理を睨んでいたが。

 諦めたようにため息をついて、自分の髪をワシワシと掻いた。



さやか「敵わないなぁ、もう・・・」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
797Res/573.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice