過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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202:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:47:27.60 ID:++VZOXR8P

 さやかと円環の理のやり取りが一段落ついたのを見計らって。

 マミが口をはさんだ。



マミ「ちょっと1つ疑問なのだけれど・・・。

    円環の理の人格って、確か暁美さんに引き裂かれたのよね」


マミ「その人格が、今は人間として学校に通っている鹿目さんになっているのだとしたら・・・。

    今、ここにいるあなたの心は誰の物なのかしら?」



 円環の理はそれを聞くと、少しだけ困ったような表情をする。



円環の理「えーっと・・・、今の私も鹿目まどかの人格なのだけれど・・・。

       今の私は『ほむらちゃんが選ばなかった部分』なんだ」


マミ「選ばなかった部分?」


円環の理「うん。ほむらちゃんは『魔法少女になる前の鹿目まどかの人格』だけを選んで引き裂いたの」


円環の理「鹿目まどかという人間を作るだけなら、魔法少女になってからの記憶はいらないと思ったのか。

       それとも私を完全に壊したくなかったのか。

       どれがほむらちゃんの本心なのかはわからないけれど・・・」


円環の理「残ったままの『魔法少女になった後の鹿目まどか』の記憶を寄せ集めて。

       どうにかこうやって、みんなと話せるだけの心を作っているんだ」


マミ「まるでSFみたいな話ね、記憶の欠片を繋ぎ合わせて心を作るだなんて・・・」



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