過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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230:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 00:18:38.88 ID:3B/YiOSgP

カオル「・・・見殺しにすんの?」


織莉子「介錯です。あの様子ではどの道、優木さんはもう・・・」



 悲痛な決意を固めたような織莉子を見て。

 沙々はゲラゲラと耳障りな高笑いを上げた。

 彼女は泣きながら笑っていた。



沙々「くふふ、くははははははははは!!

    やっと化けの皮が剥がれましたねぇ織莉子さぁーん!!

    そうだよ、それですよ! それが魔法少女の本性ですよ!!」


小巻「こいつ・・・!」


沙々「どーします! こんなクズは円環の理に導かれる前にソウルジェムを砕いちゃいますか!?」


織莉子「・・・」


織莉子「魔法少女の死は・・・、全ての者に対して平等であるべきです。

     私は待ちます、あなたが円環の理に導かれるまで。

     先に逝ってください。私もいずれ、あなたと同じ場所に逝きます」


沙々「お優しい! だが、甘ぇよ!!」



 織莉子は背後からの衝撃に吹き飛ばされた。



織莉子「がっ・・・!?」



 この場で唯一、沙々の口三味線に乗せられて同情してしまった者がいた。

 マツリはほんの一瞬だけ、沙々の支配魔法が『効いてしまった』。



マツリ「あ、あれ・・・?」



 マツリが再び意識を取り戻したのは。

 沙々へソウルジェムを投げ渡した一瞬後だった。



沙々「くふっ、くふふふふ! くははははははははははっ!!」



 ワイヤーフレームの結界が破られ、沙々は自由となる。



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