過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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231:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 00:21:15.15 ID:3B/YiOSgP

 沙々が杖を振り上げると、廃墟街の天蓋が赤黒く輝きだす。

 彼女の支配魔法は、この嘆きの森という世界自体を支配し始めた。


 つまるところ、今の彼女は。

 この世界を思うままにできる。


 無論、魔力が尽きるまでの僅かな時間だけ、だが。



沙々「これで終わりだ、何もかも!!」



 魔獣達が起き上がる。

 ぶちまけられる沙々の呪いの感情を食らい、その目は爛々と輝きだした。



沙々「魔獣共、優木 沙々の最期の支配魔法だ!

   『こいつらを殺せ!』

   『仲間が死のうが自分が死のうが!』

   『一つでも多く魔法少女の死体を増やすんだ!!』」


織莉子「まずい!」


小巻(私の防壁魔法で防ぎきれるのか・・・! この数っ!!)


沙々「無理無理無理のカタツムリィ! みんな死ねぇっ!!」



 織莉子達を包囲する魔獣達から、幾千ものレーザーが放たれる。

 それはまるで、光の津波に飲み込まれたような眩さだった。



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