過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/04/24(日) 01:26:09.58 ID:sIZdqytJP
かずみ「・・・っ!!」
かずみは切り裂かれた傷口を抑えて跪く。
まるで何度も何度もエラーを繰り返す古いパソコンのように。
魔法による傷口の治癒は失敗し、その度に黒ずんだ膿が溢れ出す。
カンナ「かずみ! かずみぃ!!」
ミヌゥ「勝負あり、ですわね。ああなったらもう魔法少女でも助かりません」
傷口の修復に失敗し、膿と血が流れ出ていくにつれて、
かずみの顔色はみるみる青白くなっていく。
失血性のショック症状。
ゾンビと化した魔法少女にとっては、本来無縁であるはずの肉体的な死が迫ってきていた。
カンナ「お前っ、お前っ!! この人殺しがああああああ!!」
コルボー「ああ、そうさ! かずみは死ぬ、私が殺した!!」
コルボーは恍惚としたような表情で、かずみを見下ろす。
コルボー「流石だな、かずみちゃん。
その有様でもなかなか死なないなんて、どこまでソウルジェムのキャパシティが大きいんだ?
お前、生まれた時代が時代なら、すごい英雄になれていたぞ!!」
そんなコルボーの称賛も虚しく。
かずみは俯いて、今にも消え入りそうな意識を必死で繋ぎ止めている。
コルボー「まぁ、それでも死ぬのは時間の問題か。むしろ苦しみが長続きするなんて酷い皮肉だなぁ、オイ?」
コルボー「お陰で私は、少しだけ長く勝利の余韻に浸れそうだな」
かずみ「・・・」
コルボー「あ? なんだって?」
かずみは笑った、こんな状況にも拘らず。
不敵にも不遜にも、彼女は笑った。
かずみ「まだ、勝ったと思うなよ・・・っ!」
コルボー「あ? なんだと――
ミヌゥ「コルボー! 後ろっ!!」
コルボー「!?」
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