過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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262:名無しNIPPER[saga]
2016/04/24(日) 01:36:33.31 ID:sIZdqytJP

 しばしの沈黙が流れた後に、今まで静観を続けていたミヌゥが割って入った。

 ミヌゥの中には既にエニシの理屈を打ち破るレトリックが出来上がっていた。



ミヌゥ「なるほど、あなたの言い分はよくわかりました。

     しかしそれはあくまであなた自身の『動機』でしょう?」


ミヌゥ「現実世界へ干渉する権限のないあなたが。

     ましてや全ての魔法少女の下に位置しているあなたが。

     こんな風に争いを仲裁できる『理由』にはなっていませんよ」


エニシ「そうですね。ええ、全くその通りです。

     こんな風に直接的に魔法少女の争いに割って入るなんて、それこそ私も大きなルール違反となります」


エニシ「ですから」



 エニシは御幣を手放し、しゃがみこんで両手を前の地面につける。



エニシ「これは『命令』ではなく『お願い』です」



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