過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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353:名無しNIPPER[saga]
2016/06/05(日) 19:25:15.38 ID:UaoAV2yRP

 織莉子は感傷に浸っていた。

 これからどうしようか、と。

 問題は山積みだったが、不思議と心は晴れやかだった。


 今回はたまたまうまくいったから良いものの、雅シイラはやはり脅威だ。

 彼女の力と思想は、暴風雨のように魔法少女のアイデンティティーを引っ掻き回す。


 何より一番厄介なのは。

 「雅シイラはもしかしたら、全ての魔法少女の救世主になるかもしれない」という危険な誘惑だった。


 そんな思考に耽る織莉子の前に、小巻が歩み出た。



小巻「あんた、沙々を見逃したのね」


織莉子「ええ、そうよ」


小巻「あっそ」



 小巻は踵を返し、スタスタと玄関へ向かっていく。



織莉子「どこへ行く気?」


小巻「雅シイラを倒しに行くのよ」


織莉子「できればそれは止めたいわね」


小巻「はぁー・・・」



 小巻は大きくため息をついた。



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