過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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419:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 00:09:52.48 ID:zcjM/8iqP

 仁美はさやかに何かを言いたかった。

 お礼でも別れでもなく、ただただ何か言葉を送りたかった。


 けれども、こういう時には何と言えばいいのだろうか。

 生憎、中学生の貧弱な語彙では、ピタリと当てはまるような言葉を見つけることはできない。



仁美「さやかさん」


さやか「?」



 散々の逡巡の末。

 ようやく思いついた答えがこれだった。



仁美「お達者で」



 さやかはしばし呆気にとられたようにポカンとしていたが、

 ようやく意味を理解できたようで、にっこりと微笑みを返した。



さやか「うん。仁美の方こそ、お達者で」



 どうやらちゃんと想いは伝わったようだった。



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