過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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409:>>1[sage]
2016/07/30(土) 01:00:35.09 ID:dnIsiHq0P
すいません、ageてしまいました。


410:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:47:31.27 ID:R7HNRDEQP

――見滝原中学校の卒業式の前日。


 茜色の光が差す、2年生の教室の中。
以下略



411:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:48:34.87 ID:R7HNRDEQP

 仁美は、音もなく深呼吸を1つしてから、しっかりとさやかの目を見た。



以下略



412:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:52:21.20 ID:R7HNRDEQP

 さやかの魔法少女の契約によって腕が完治し、学生音楽界に復帰した上条 恭介だったが。

 彼の前には息つく間もなく、新たな壁が立ちはだかった。

以下略



413:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:53:55.68 ID:R7HNRDEQP

 気付けば、仁美は俯きながらスカートの端を握りしめていた。



以下略



414:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:56:17.15 ID:R7HNRDEQP

 2人の間に、しばしの沈黙が流れた。

 さやかは1つ深呼吸をしてから、静かに仁美に向き直った。

以下略



415:名無しNIPPER[saga]
2016/08/08(月) 23:59:18.50 ID:R7HNRDEQP

 さやかは腕を組んで、しばし考えに耽る。

 仁美は気づけば手のひらに爪が食い込むほどに、強く拳を握っていた。

以下略



416:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 00:01:51.03 ID:zcjM/8iqP

 さやかがソウルジェムを握ると、それは左手の中指に指輪の様に収まった。



以下略



417:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 00:04:26.64 ID:zcjM/8iqP

 仁美は押し黙っていた。

 なんだか気づかない内に、自分の知る親友が、遠く離れてしまったような気がした。

以下略



418:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 00:06:17.15 ID:zcjM/8iqP

 もしかしたら、さやかは明日にでも消えてしまうのかもしれない。

 誰にもわからないまま、ドライアイスが溶けてなくなるように跡形もなく。

以下略



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