過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/11(日) 23:33:40.56 ID:zRoIW5BFP
――
カオルと海香は去り、一人残された織莉子は静かに空を見上げていた。
織莉子「小巻さん・・・」
織莉子は静かに胸の前で、指を組んだ。
織莉子「どうか、ご武運を」
支援するわけでもなく、増援を送るでもなく。
織莉子は祈った。
どの神に祈っているのかもわからないまま、ただただ彼女は祈った。
彼女らしくもなく、祈りという非合理的な手段に走ったのだ。
陽は少し傾いていた。
彼女の予知魔法を以ってしても、明日小巻が帰ってくるのかどうかわからない。
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