過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 23:58:37.04 ID:hhzcMOfvP
織莉子《それよりも、問題はこちらです》
水晶の映像が逆再生を始め、織莉子や魔獣達を地面に釘付けにしたシーンで停止する。
織莉子《命懸けの戦いの連続という性質上、魔法少女の戦闘スタイルというものは簡単に矯正できるものではありません。
カオルさんの話も加味して考えると。
雅シイラに本来の能力があるとするのなら、おそらくこちらの『重力操作』が本命なのでしょう》
織莉子は撫でるように宙に浮かんだ水晶玉を回すと、それは走馬燈のように織莉子や小巻のソウルジェムを映し出す。
織莉子《条理を捻じ曲げる力、魔法。
雅シイラの攻撃の正体が重力だとするなら。
自然の法則を捻じ曲げて攻撃してきているだけだとするなら、幾らでも突破口はあります》
水晶玉はフェードするように映像を移し替え、やがてそれは回転する地球儀へと変わった。
織莉子《重力の原理は意外とわかりやすいものです。
それこそ新人の魔法少女が無意識の内に理解できる程度には。
彼女の攻撃の正体を事前に看破すれば、1度だけ隙を引き出せるでしょう。これが1つ目の策です》
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