過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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566:名無しNIPPER[saga]
2016/12/18(日) 22:42:22.04 ID:v0TskhYrP

 ほむらはしばし瞳を閉じて黙りこくった後。

 薄く目を開いてシイラを見据えた。



ほむら「そう、お疲れ様」


シイラ「うん。じゃーねー、ばーははーい」



 シイラはほむらに背を向け、おどけたように手を振った。



ほむら「シイラ・・・」



 ほむらはジッとシイラの背中を見据えていた。



ほむら「あなたはこのまま消えてしまうの?」



 しばし逡巡するように、空を見上げた後。

 シイラは振り返った。



シイラ「消えないよ」


シイラ「私は消えない。そんなことしたら、あすみちゃんと同じじゃないか」



 シイラは真っ直ぐにほむらの瞳を見返した。



シイラ「この先どうなろうと、私はこの世界で生きていく」


ほむら「そう」



 ほむらは安心したように小さく笑った。

 張りつめていた緊張が、やっと緩んだ気がした。



シイラ「だからね、ほむらちゃん」



 シイラはどこか寂しそうに言った。



シイラ「頑張って。私は君に出会った時から、最初から最後まで。ずっと君のファンなんだ」


シイラ「勝ってくれ、私の夢のために」



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