過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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567:名無しNIPPER[saga]
2016/12/18(日) 22:44:06.12 ID:v0TskhYrP

ほむら「あなたに言われるまでもないわ」



 ほむらは組んでいた腕を解いた。



ほむら「シイラ。あなたのお陰で、私は前に進むことができた」


ほむら「あなたという師がいなかったのなら、私は惨めな悪魔のままだった」


ほむら「きっと一人で、救いようのない破滅を迎えていた」


ほむら「あなたから心を学べたお陰で、私はやっと殻を破ることができた」



 深く、静かに。ほむらは頭を下げた。



ほむら「ありがとう、シイラ」



 シイラはわざとらしく肩を竦めて、声がいつもの調子に戻る。



シイラ「なんだよ急に。らしくないね、ほむらちゃん」


シイラ「なんだったらそのまま、私を愛してくれてもいいんだよ?」



 ほむらは頭を上げ、軽く首を横に振る。



ほむら「ごめんなさい。残念だけれどそれは無理よ。先にあなたに出会っていたら、それも悪くなかったのだけれど――」



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