過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2017/01/18(水) 00:01:56.82 ID:af16lugJP
円環の理「・・・」
円環の理「そっか」
廻り続ける円環の理が、初めて停止した。
円環の理「そうだったんだね、ほむらちゃん」
前ばかり見ていた円環の理が、希望ばかり見つめていた彼女が。
避けようのない呪いに直面し、立ち止まり。
やっと後ろを振り返った。
円環の理「ごめんね。私はまた勘違いしていたのかもしれないね」
否。彼女は優しすぎて、守りたいものが多すぎて。
今までずっと絶望に向き合うことを思いつけなかったのかもしれない。
拒絶される痛みを、理解されない苦しみを、知らな過ぎたのかもしれない。
円環の理「私はほむらちゃんが頑張ってくれたことの全部を見てきたつもりだったけれど」
円環の理「それでもあなたのことが、全然わかっていなかったんだね」
円環の理は、未熟だった。人の心などちっともわかっていなかった。
まるで年端もいかぬ少女のように、幼稚だった。
希望も絶望も、全て感情の一側面に過ぎないのだ。
対極の位置に存在しているだけで、どちらが欠けても心は成り立たないのだ。
どちらを否定しても、台無しになってしまうのだ。
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