過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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661:名無しNIPPER[saga]
2017/02/16(木) 23:47:41.94 ID:th4wfa/oP

 詢子はヘラヘラと笑って続ける。



詢子「ていうかさ、お前まだ中学生だろうに。

   若いを通り越して幼いんだから、そんなに焦らずにゆっくりやればいいじゃないか」



 詢子は調子付いてきたようで、酔っ払い特有の長い長いお説教を続ける。

 うだうだうだうだと続けている内に、ある友人が思い浮かんだ。

 四捨五入して40歳になっているくせに、彼氏と別れたくっ付いたで一々大騒ぎしているあの女だ。



詢子「ああ、でもなぁ・・・悩み過ぎには注意しろよ?

   いい歳になってもまだ少女気分が抜けないアホな大人がいるから――」



 トントントンと、誰かが階段を降りてくる音がした。




まどか「ママ?」



 パジャマを着たまどかが、目を擦りながら現れた。



詢子「え、まどか?」



 呆気にとられる詢子に、まどかは半分眠っているような声で話しかける。



まどか「まだ起きてるの、明日もお仕事あるんでしょ?」


詢子「い、いやいやいや・・・。起きてるも何も、ついさっきまでお前と――



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