過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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73:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 23:44:32.25 ID:BmRUECC0P

華々莉「カンナさぁーん、どうしたの? あんまり冷たいとチューしちゃうよ?」


カンナ「・・・」



 カンナはほんの少し笑った。

 そして次の瞬間、カンナの裏拳が華々莉の額に飛び、華々莉は盛大にぶっ倒れた。



華々莉「痛ぁーい! なんてことするのよー!」



 額を押さえてゴロゴロと転げまわる華々莉。

 キャミソール一枚でそんなことやるものだから、もう身体の全てが丸見えである。

 悪魔に堕落すると、そういう恥じらいという心も忘れてしまうのだろうか。



カガリ「7分で支度しろ、今日中に見滝原に潜む全ての魔法少女を炙り出す」


華々莉「はぁい♪」



 まぁ、それでも。

 年下の同志というのはなんだかんだ言っても可愛いのだ。

 厳密には私が年下なのだけれど。



カンナ「じゃあ、いざ行こうか」



 自己愛。

 それがカンナを堕落させた『愛』だった。


 この世界そのものをニセモノにしてしまえば。

 全てがニセモノになれば、きっとニセモノの自分だって生きていてもいいんだ。

 そんな妙な目的意識が、カンナを堕落させた。


 ・・・なんだ、私もしょせんは悪魔だったのか。

 なんて今更ながらにカンナは納得していた。



カンナ「全ての魔法少女を滅ぼす為に」



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