過去ログ - 男「いじめて、ごめんなさい」後輩「…」
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20:名無しNIPPER
2015/11/11(水) 23:40:05.48 ID:VmYbdcwAO
「返事しろやおいコラァ!」

この耳障りな声すらも懐かしく感じる、僕は人との関わりを求めていたのだ。

「また無視とかよ…舐めてんのかてめっ……あ…?」
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/11/11(水) 23:45:03.65 ID:uevUijpiO
揚げ足取るようですまんが「堰(せき)を切る」じゃないか?


22:名無しNIPPER
2015/11/11(水) 23:55:13.83 ID:VmYbdcwAO
「とりあえずさぁ、部屋来いよ。」

柳場さんはこう言った。そして僕は柳場さんの部屋へ行った。柳場さんもまた1人部屋だった。

「結構さ俺学校内とか歩いてんだよ 青木さんがいた時はグチグチうるさかったから何もできなかったんだけど 窮屈っつうかさ」
以下略



23:名無しNIPPER
2015/11/11(水) 23:56:52.88 ID:VmYbdcwAO
わー 道理でたんって打ってもでないと思ってました。ありがとうございます!!


24:名無しNIPPER[sage]
2015/11/12(木) 00:37:56.96 ID:6J37F8L4O
食い入って読んでた
続きくれ


25:名無しNIPPER[sage]
2015/11/12(木) 08:56:31.89 ID:d3crlZnCo
こっからスレタイにどう繋がるのか期待


26:名無しNIPPER
2015/11/12(木) 18:06:26.22 ID:LcwAe4qAO
「わかんねえんだよなぁ結局人に怒るとかよぉ…。ただ、やっぱ一度誰かに怒ると平等にしなきゃいけねえじゃねえか」

酒でも入っているのかというくらい柳場先輩は独り言のようにグチグチと呟きだした。長い、何かのスイッチが入ったかのように、虚ろな目で。
こんな柳場先輩はみたことがなく、泣いていたことも忘れ先輩を観察していた。

以下略



27:名無しNIPPER
2015/11/12(木) 21:34:18.43 ID:LcwAe4qAO
「…ああ、そうだよ!作ってんだよ!! 本当はしんどいよ!狂犬??マルチーズでも怖えよ噛まれたら痛そうだもん!
でも、そうしないと威厳がねえし誰も言うこときいてくれねえもん!」

柳場先輩は部活でよく出す怒鳴り声で情けない事を主張していた。周りに聞こえることもわかっていないのだろうか。
それがなんだかおかしかった。
以下略



28:名無しNIPPER
2015/11/12(木) 22:30:53.32 ID:LcwAe4qAO
「ああ!?…なんでだよ」

「無理してほしくないからです。」

「……なんでてめぇにんなこと言われなきゃいけねえんだよ」
以下略



29:名無しNIPPER
2015/11/12(木) 23:42:09.54 ID:LcwAe4qAO
「人のために生きるのは辛いと思います。」

僕は続けて言った。これは本当の事だ。

「………わかった…」
以下略



30:名無しNIPPER
2015/11/12(木) 23:53:51.79 ID:LcwAe4qAO
僕は、語った。包み隠さず話をした。
レギュラーにしてもらったのに活躍できず青木先輩らの期待を裏切ったこと、自分がもう必要とされないことなどを話した。
柳場さんは目をつむって僕のつたない話を頷きながらきいてくれた。

「つまり、君にとって野球の練習は、ただの手段だったってことなんだね?」
以下略



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