過去ログ - 男「いじめて、ごめんなさい」後輩「…」
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45:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 00:00:52.03 ID:oukH28bAO
それでも、輪島さんは苦手だった。
苦手な理由もわからない、レギュラーでありながら1年しごきにも一切参加せず、仏のような優しい先輩にも関わらず どうも近寄りがたいなにかを持っていた。それは僕以外の部員も思っている。

「神楽坂、困ってる理由あててあげようか?」

以下略



46:名無しNIPPER
2015/11/26(木) 01:22:18.11 ID:JXtfPJmAO
なんだこれ


47:名無しNIPPER
2015/12/02(水) 23:12:57.33 ID:QowBLCYAO
今でも変わらない、人を観察しているような心がそこにないような人間。
ニコニコと空っぽの笑顔で自分の感情も出さずただ存在しているだけの死神。

僕は、そんな先輩に近付くことすらしなかった。僕が求めているモノなんて簡単に差し出してくれそうなほど、完璧に近い優秀な人間だったから。
恐れていた、何をかは知らない、近付くのを本能的に恐れていた。小さい頃からの境遇で傷付くのを何よりも恐れていた僕だから、危険だと感じ取ったのだろう
以下略



48:名無しNIPPER[sage]
2015/12/03(木) 07:05:31.74 ID:PYWwZoTnO



49:名無しNIPPER
2015/12/04(金) 00:18:15.39 ID:VgML0fAAO
僕はこの角刈りゴリラから逃げなければいけなかった。

「君は自分が孤独だと思っている、いや思い込もうとしている。」

今までずっとこの人とは関わらないでいたのに、自分の心の弱さを知っていたから。
以下略



50:名無しNIPPER
2015/12/09(水) 13:24:04.76 ID:Q5BVmkZAO
「僕も君を愛するからさ、僕を愛してよ」

混じり気のないその笑顔に僕の背筋はぞくっと凍る。一貫性のない口調と悲しさとも喜びとも取れない表情で僕を追い詰める。そして輪島さんは僕の方へ手を伸ばしてくる、この手の意味はわからない、が。

もう、僕は逃げることはできなかった。僕の心は隙だらけだ、今この時僕は完全に墜ちてしまった。
以下略



51:名無しNIPPER[sage]
2015/12/09(水) 16:58:49.29 ID:5GrYaXtLo
続きが気になって仕方ない


52:名無しNIPPER
2015/12/11(金) 00:52:51.41 ID:Hso5ydzAO
人の為に生きるのは苦しいと言った柳場さんがあえて自分のために生きてくれと言ってくれた。

だから、僕を支配してくれるのだろうと期待した、今僕の手を取り、輪島さんから連れ出してくれたことを喜んだ。

「ねえ、どうして僕を助けてくれたんですか?」
以下略



53:名無しNIPPER
2015/12/11(金) 23:48:35.02 ID:Hso5ydzAO
柳場さんは僕をわかっていなかった、わかろうとしていなかった。

優しさが僕に向けられている事だけは嬉しかったが、それだけで僕は留まらないのだ。

傷付くことが怖い、だが嫌いではない 何よりも僕が怖いのは僕の存在自体をまるでないように語られること、僕を頼ってくれないような、僕に何も求めてくれない、誰も僕を期待してくれないような空虚。
以下略



54:名無しNIPPER
2015/12/11(金) 23:57:40.66 ID:Hso5ydzAO
柳場さんは違う、と思いたかった。新しい居場所だと思ったのに。

「ねぇ、僕のことをどう思いますか?」

意図しない言葉が口から出てくる、柳場さんは一瞬目を見開き表情が強ばったが、すぐ顔を綻ばせ
以下略



55:名無しNIPPER
2015/12/15(火) 16:27:49.60 ID:DGMnuLjAO
「ウソつき」

ぽつりと僕の口から溢れた。
僕の中でごちゃごちゃと犇めくこの感情が、僕の胸をじわじわと燃え付くすように浸食していく。この感情を何と名付ければいいのかわからなかった。

以下略



56:名無しNIPPER
2015/12/15(火) 16:37:17.76 ID:DGMnuLjAO
廊下なのに輪島さんは当然のように声高く叫ぶ、
僕は突然叫び出した輪島さんから逃げるよう反射的にその場を離れた、
輪島さんはひよこのようにチョコチョコと僕の後ろをついて回り叫ぶ
「顔が良ければ!孤独だなんてありえない!性欲にまみれた奴らは、自らの性器をたぎらせながら常に狩りの機会を待っているからだ!byシェイクスピア!
ドラマチックな恋愛?ドラマチックとは性欲の隠れ蓑である!恋愛とはセックスするまでの過程である!
以下略



57:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/03(日) 23:00:56.70 ID:tfPy8OmAO
「何が言いたいんですか。あなたの独り善がりで幼稚な演説を聞くつもりはありません」

僕はきっぱりと言う。こんなことを聞きたいわけじゃないのだ。

「本当は自分が何をすべきかわかってるくせに」
以下略



58:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/03(日) 23:13:45.40 ID:tfPy8OmAO
その輪島さんの人を食ったような態度に重なってきた苛立ちを隠せきれなくなる。

「だからなんのことですか」

本当は心当たりがある、本当はわかっている、だが、確かめたかった。
以下略



59:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/04(月) 00:14:16.30 ID:NnkB4ehd0
まさかの展開


60:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/05(火) 01:31:24.21 ID:NRs/K2WAO
柳場さんと一緒だと、他人と一緒だと言い捨ててしまえばどれだけ楽だったのだろうか。
僕は確かめたかった、薄っぺらいふりして嘲笑う輪島さんの裏を暴きたかった、いやそれ以上に自分自身の中で息を殺して潜んでいる得体の知れぬ感覚を。
今、僕は身体が震えていた、これは恐怖でも怒りでもない、これは僕の中にもう1人の人間が待ち構えているようで。
僕がふと力を抜くとその隙を見計らい、輪島さんの笑顔以上に薄っぺらな僕の皮をあっという間にバリバリと剥がし僕を乗っ取ってしまうのではないかと考える。
僕は、足に力をいれ必死で身体の震えを抑えながらそれを悟られないように冷静なふりで輪島さんへ返す。
以下略



61:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/07(木) 22:52:39.76 ID:oLEoZwkAO
文章が下手くそで内容が普通なのに狂気を感じる


62:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/08(金) 05:10:21.57 ID:x7/85cFLo
男「いじめて、ごらんなさい」
に見える


63:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/09(土) 00:47:42.10 ID:qkXZUcUAO
「君の親父さんは、親という立場を利用し、君のその艶やかな肌を舐め回し、君の純潔を意のままに奪い去った!!
端的に言うと、君と性的行為を行った!!」

輪島さんは饒舌に語る、廊下のど真ん中で。そんな大きな声でなぜそんなことを話せるのか、相変わらずこのデリカシーの無さは絶望的だった。

以下略



64:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/11(月) 23:58:27.99 ID:HossRL+AO
「そんなことはしてませんっ…」

そう言っても信用してくれないだろうとは思ったが言わずに済まなかった、僕は練習を頑張った。
監督や部長は僕の練習への熱意を認めてくれているからだと思っている。だからレギュラーになれたと思っているのだ、彼らとえっち等は一切していない。
輪島さんはニヤニヤ笑っていた、すべてを見透かしているようで、いやそれだけではなく僕や父を馬鹿にしているような笑いがまたとても腹立たしい。
以下略



65:名無しNIPPER
2016/02/01(月) 00:11:46.95 ID:cuPz6FSAO
「なぜ、そこまで、君は 売春に罪悪感を抱く!セックスとは愛じゃないのか?」

「君は、お父さんとセックスをした!それは互いが愛し合っているから、愛の証だ!誰にも馬鹿にされる謂れはない!堂々としていればいいんだ!」

「わからないなあ!君は誇らしげにすればいい!君は、その鍛え上げた力で、僕の役に立ってくれればいい!男同士のセックスが駄目だなんて誰が決めた!やろうぜ!君の力は素晴らしいんだ!」
以下略



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