過去ログ - 男「いじめて、ごめんなさい」後輩「…」
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名無しNIPPER
2015/11/16(月) 18:07:21.10 ID:VkCqa/iAO
大舞子さんは身長が160cmもないくらい小さく、レギュラーでは珍しくこの学校には推薦ではなく一般受験できた人だ。
小さいが非常に偉そうで、自分にも他人にも厳しい人で僕はとても苦手だ。
大舞子さんは僕を少し見上げ、「お前、さっきの話聞いてたか?」とぼそっと吐いた。
僕は本当にさっきたまたま来たので、ほとんど何も聞き取れなかった。大舞子さんは無表情で僕を睨んでいた。
以下略
38
:
名無しNIPPER
2015/11/16(月) 19:03:46.55 ID:VkCqa/iAO
その日、僕は柳場さんの部屋を尋ねた。
「やぁ神楽坂君。こんばんは」
昼間馬鹿みたいに怒鳴っていた人とはまるで別人のように穏やかに迎えてくれた。
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/11/16(月) 21:04:46.17 ID:aF4CD59a0
期待してる
40
:
名無しNIPPER
2015/11/17(火) 15:54:56.74 ID:2etQlwiAO
柳場さんと雑談をしながら、筋トレをしている。
僕にはわかる、柳場さんは何かを言おうとしていた、何かを言おうとしていいとどめて、を繰り返していた。優しい、そして可愛い。つい微笑んでしまう。
「どうしましたか?」
以下略
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/11/17(火) 16:01:24.39 ID:5T/EAKZsO
なんかホモ展開になりそうで怖い
42
:
名無しNIPPER
2015/11/17(火) 16:07:08.53 ID:2etQlwiAO
「ごめんね、また話せる時に話するよ」
申し訳なさそうな表情で柳場さんは言う。それでも僕の心は晴れない。結局僕は人のために生きることは許されないのか
「いえ……」
以下略
43
:
名無しNIPPER
2015/11/17(火) 21:58:47.29 ID:2etQlwiAO
僕は愛が欲しかった。どのような形でも僕は求められたかった。
僕は父親といると駄目になるらしい だから母は僕を追いやった。 そして、僕は誰にも求められず独りになった。
今、この状態が駄目じゃないというのなら僕は駄目でいい、満たされない、誰でもいいので僕を必要として欲しかった。フラフラと部屋に戻る、
「よう!!」
以下略
44
:
名無しNIPPER
2015/11/17(火) 23:43:09.70 ID:2etQlwiAO
「悪くはないですけど、突然僕の府屋にいらっしゃればびっくりします。」
「ふや!ふやぁ?ふやぁああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「ちょっと噛んだだけじゃないですか」
以下略
45
:
名無しNIPPER
2015/11/21(土) 00:00:52.03 ID:oukH28bAO
それでも、輪島さんは苦手だった。
苦手な理由もわからない、レギュラーでありながら1年しごきにも一切参加せず、仏のような優しい先輩にも関わらず どうも近寄りがたいなにかを持っていた。それは僕以外の部員も思っている。
「神楽坂、困ってる理由あててあげようか?」
以下略
46
:
名無しNIPPER
2015/11/26(木) 01:22:18.11 ID:JXtfPJmAO
なんだこれ
47
:
名無しNIPPER
2015/12/02(水) 23:12:57.33 ID:QowBLCYAO
今でも変わらない、人を観察しているような心がそこにないような人間。
ニコニコと空っぽの笑顔で自分の感情も出さずただ存在しているだけの死神。
僕は、そんな先輩に近付くことすらしなかった。僕が求めているモノなんて簡単に差し出してくれそうなほど、完璧に近い優秀な人間だったから。
恐れていた、何をかは知らない、近付くのを本能的に恐れていた。小さい頃からの境遇で傷付くのを何よりも恐れていた僕だから、危険だと感じ取ったのだろう
以下略
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