過去ログ - 男「いじめて、ごめんなさい」後輩「…」
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43:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 21:58:47.29 ID:2etQlwiAO
僕は愛が欲しかった。どのような形でも僕は求められたかった。
僕は父親といると駄目になるらしい だから母は僕を追いやった。 そして、僕は誰にも求められず独りになった。
今、この状態が駄目じゃないというのなら僕は駄目でいい、満たされない、誰でもいいので僕を必要として欲しかった。フラフラと部屋に戻る、

「よう!!」
以下略



44:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 23:43:09.70 ID:2etQlwiAO
「悪くはないですけど、突然僕の府屋にいらっしゃればびっくりします。」

「ふや!ふやぁ?ふやぁああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「ちょっと噛んだだけじゃないですか」
以下略



45:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 00:00:52.03 ID:oukH28bAO
それでも、輪島さんは苦手だった。
苦手な理由もわからない、レギュラーでありながら1年しごきにも一切参加せず、仏のような優しい先輩にも関わらず どうも近寄りがたいなにかを持っていた。それは僕以外の部員も思っている。

「神楽坂、困ってる理由あててあげようか?」

以下略



46:名無しNIPPER
2015/11/26(木) 01:22:18.11 ID:JXtfPJmAO
なんだこれ


47:名無しNIPPER
2015/12/02(水) 23:12:57.33 ID:QowBLCYAO
今でも変わらない、人を観察しているような心がそこにないような人間。
ニコニコと空っぽの笑顔で自分の感情も出さずただ存在しているだけの死神。

僕は、そんな先輩に近付くことすらしなかった。僕が求めているモノなんて簡単に差し出してくれそうなほど、完璧に近い優秀な人間だったから。
恐れていた、何をかは知らない、近付くのを本能的に恐れていた。小さい頃からの境遇で傷付くのを何よりも恐れていた僕だから、危険だと感じ取ったのだろう
以下略



48:名無しNIPPER[sage]
2015/12/03(木) 07:05:31.74 ID:PYWwZoTnO



49:名無しNIPPER
2015/12/04(金) 00:18:15.39 ID:VgML0fAAO
僕はこの角刈りゴリラから逃げなければいけなかった。

「君は自分が孤独だと思っている、いや思い込もうとしている。」

今までずっとこの人とは関わらないでいたのに、自分の心の弱さを知っていたから。
以下略



50:名無しNIPPER
2015/12/09(水) 13:24:04.76 ID:Q5BVmkZAO
「僕も君を愛するからさ、僕を愛してよ」

混じり気のないその笑顔に僕の背筋はぞくっと凍る。一貫性のない口調と悲しさとも喜びとも取れない表情で僕を追い詰める。そして輪島さんは僕の方へ手を伸ばしてくる、この手の意味はわからない、が。

もう、僕は逃げることはできなかった。僕の心は隙だらけだ、今この時僕は完全に墜ちてしまった。
以下略



51:名無しNIPPER[sage]
2015/12/09(水) 16:58:49.29 ID:5GrYaXtLo
続きが気になって仕方ない


52:名無しNIPPER
2015/12/11(金) 00:52:51.41 ID:Hso5ydzAO
人の為に生きるのは苦しいと言った柳場さんがあえて自分のために生きてくれと言ってくれた。

だから、僕を支配してくれるのだろうと期待した、今僕の手を取り、輪島さんから連れ出してくれたことを喜んだ。

「ねえ、どうして僕を助けてくれたんですか?」
以下略



53:名無しNIPPER
2015/12/11(金) 23:48:35.02 ID:Hso5ydzAO
柳場さんは僕をわかっていなかった、わかろうとしていなかった。

優しさが僕に向けられている事だけは嬉しかったが、それだけで僕は留まらないのだ。

傷付くことが怖い、だが嫌いではない 何よりも僕が怖いのは僕の存在自体をまるでないように語られること、僕を頼ってくれないような、僕に何も求めてくれない、誰も僕を期待してくれないような空虚。
以下略



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