過去ログ - モバP「あの笑顔をもう一度」
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88: ◆eO0MHGE6wPTj[saga]
2015/11/20(金) 23:01:38.76 ID:htc6S+ds0
「もー、ずるいよプロデューサーは。教えてくれたっていいのに、ねぇ? しまむー」

「そうですよー。教えてくださいよー」

先ほどかこんな様子だ。

時間になっても一向に勝負をやめないので、引き剥がすのが大変だった。

「それじゃあ、今日の仕事を頑張ったら教えてあげるよ」

「ほんとに? やった! 頑張ろー!」

「おぉー!」

「じゃあそろそろ着くから、降りる準備してくれ」

「はーい」

今日の現場に到着し、2人が入って行き、俺もそれについていった。

撮影所のようなところへ入ると、2人がカメラマンさんのような人に挨拶をした。

俺もすかさず挨拶をし、なんとかその場は免れたが、如何せん人が多い。誰に挨拶をすればいいのかがわからない。

とりあえず名刺は沢山持ってきたし、そこらじゅうの人に渡して挨拶して回ればいいか。

そうして俺は、現場の人たちに挨拶回りをすることにした。

正直、ちゃんと話せるかは不安だったが、もう後に戻るわけにもいかない。

そう思い、一思いに声をかけた。

「すみません。私、346プロダクションでプロデューサーをやっています。今日はこちらでお仕事をさせていただき、ありがとうございます。今後ともよろし
くお願いします」

思っていた以上にしっかりと話せた。

実は俺自身は周りの人間に恵まれなかっただけで、そこまで話すことが下手でもないのかもしれない、と思ってしまった。

「あれ、プロデューサー変わったの? 前の人と違うけど」

「はい、こちらの事情で、しばらくは私が本田未央と島村卯月のプロデューサーを受け持つことになります」

「そうかそうか。それじゃ、今後ともよろしくね。今日良い仕事が出来てたら、また使っちゃおうかなってい思ってるんだ」

「本当ですか! ありがとうございます!」

そう言って名刺を差し出すと、相手の人も名刺をくれた。

名刺を見て驚愕した。

今さも当然かのように俺が話していたのは、2人を使ってくれた雑誌の編集長だったのだから。

だが、それでも感触は悪くは無かったはずだ。

これで2人が頑張ってくれれば、必ず次の仕事に結び付けられるだろう。

頑張れよ。

未央、卯月。


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