102:名無しNIPPER[saga]
2015/12/03(木) 20:46:12.32 ID:UkTRngQFo
「確かに罪悪感とか失恋とか色々感じてるけど、高校生活も大学生活も、ついでに今も、普通に楽んでるからね? 高校生の時も告白されたし、大学でも――」
「少し待って下さい。高校生の時……私達まだ付き合ってましたよね?」
「うん、だからもちろん断ったよ? 大学の時は初めての海外旅行でサカルトヴェロと――」
「ヴィルサラーゼプロの故郷ですよね?」
「うん、自然とか遺跡が凄かったよ。その後そのままフランスに行ったり。社会人になってからも龍門渕だから福利厚生がしっかりしてるし、上司も良い人ばかりだし」
「……」
「の、和ちゃん?」
突然、和ちゃんがポロポロと泣き出した。
言い過ぎただろうか。
慌ててハンカチを渡し背中をさすると、彼女は静かに泣きじゃくり続けた。
そして、そのまま泣き疲れたのか、眠ってしまった……。
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