27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 23:13:13.65 ID:K0pC2q+ao
長々とそんなことを考えていると、気が付くと部長の顔が目の前にあり――
「ぶちょ――ん、んむ」
――気が付くと唇を塞がれていた。
「んむ、あむ……ちゅる……」
――ちょ、舌! 舌!
「あん……んちゅ、んぷ……ちょっ、ぶちょう!?」
慌てて部長を突き離して袖で口を拭う。
「……あら、元気になったみたいね?」
「『元気に』って、急に何するんですか!?」
「人が話してるのに、何か暗い顔して考えこんでたから、つい……でもいいじゃない。何だか吹っ切れた顔してるわよ」
「それは話を聞いてもらったからで、キ……キスされたからじゃありません!」
「ま、結果良ければ全て良し、よ」
「そう……ですね。有難うございました。多分もう大丈夫です。きっと……」
「よし! じゃあ今日は泊まってく?」
「い〜えっ。何か危険な感じがするので止めておきま
すっ」
「あら残念。じゃあ送りましょうか?」
「部長も呑んだじゃないですか。そんな遠くないので一人で大丈夫ですよ」
「そう、また何時でもいらっしゃい」
「はい、さよなら。今日は有難うございました」
「バ〜イ。あ、そうそう、やっぱり“高校の頃”っていうのは特別だと思うわよ。まして初めての相手なら……ね」
「ハイハイ……ではそういうことで。……ありがとうございました」
***
120Res/70.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。