過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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126:名無しNIPPER[saga]
2015/11/12(木) 08:41:22.15 ID:u/8tBF1J0

勇者「殲滅確認。次の排除対象は――」チラッ

魔女「く、来るか……」タジッ

勇者「」プイッ

勇者「」ダッ

魔女「と、塔の中へ走っていったか……」フーヤレヤレ

兄「魔女。前に聖剣を使うことへの弊害がどうのこうの……って言ってなかったか?ノーリスクで使えるのは虫が良い、だとか」

魔女「え? ああ、あれは飽くまでワシの推測――まさか!」

兄「今のあの子からは生気が感じられなかった。ヒトなら誰でも持ってるはずの感情が消えていた。マシン王になにかされたのか、それとも……」

魔女「マシン王が何かしらの処置を施したなら、四貴皇に斬りかかったりはせんかったのでは……いや、あいつはなんか企んでてもおかしくないか。

 しかし、この場で何を考えても当てずっぽうの推測の域を出んぞ。直接問いたださねば」

兄「話が通じるならな。もしかすると、あいつはもう――」

魔女「それも含めて信じてやれ。もし正気を失っているのなら、ぶん殴ってでも取り戻せばよかろう。それぐらい手伝うぞ。

 とにかく、見失う前に追いかけるぞ」

兄「……そうだな! しゃあ! 気張って走るぞ!!」ダダダーッ

魔女「その粋だ! ……ところで、エルフ騎士殿はどこへ?」ピューン

兄「無事なら中で戦ってるはずだ。道すがら話す!」

魔女「らじゃ」


――マシン王のラボラトリー

魔王「こ、この扉の向こうが、この研究所の中枢だ……」ヨロヨロ

エルフ騎士「大丈夫か?」

魔王「き、気にするな、もはや助からん。だが、命あるうちにこのことは伝えねばならん……」ギィィィ

エルフ騎士「……なんだこれは?」

勇者?「」コポコポ

勇者?「」コポコポ

勇者?「」コポコポ

エルフ騎士「カプセルの中に、勇者様が……それも、こんなにたくさん!?」

魔王「これこそが、マシン王が目論んだ邪神への反攻作戦……その尖兵だ」

???「なるほどなるほど。あれが影でこそこそしてたのは、こういうことだったのか」クックック

エルフ騎士&魔王「!!」バッ

???「おう、お客人。挨拶が遅れてすまなかったな」

邪神「俺っちが邪神だ。ハジメマシテ」ニヤニヤ


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