過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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176:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 20:32:19.86 ID:iTtCWfl10
 最近リアルな修羅場を体験中でなかなか書き込めないのです、すんまソン。

――二時間前・ベースキャンプの医療区画

魔女「……ヤイサホォォォォっ!!」

ヒーラーA「うわあああああ! び、ビックリした――魔女殿!! め、目を覚まされたのですね!!」

魔女「え? あ、ああ〜……えっと、どこだ、ここ?」

ヒーラーA「カクカクシカジカ、ということです」

魔女「なるほど、理解した。……では、今の夢は幻ではなかったということか。なんぞ殺風景な川っ淵で、小汚いババアに船の渡し賃を請求されてなぁ……。財布忘れたからとってくる〜って引き返してきたんだ」

ヒーラーB「それ、三途の川っすか? 魔族の人もそのへんの文化ってオレらと変わらないんすね」

魔女「そりゃまあな。よっと」

ヒーラーB「あ! まだ立って歩いたらダメっすよ、安静に」

魔女「なぁに、へーきへーき。……ちょっと痛いけど」


兵士B「間違いないのか?」

召喚士隊長「はい、司令官代理殿! 邪神の本拠地と思われる地点において発生していた異状魔力の放出体二つが、ほぼ同時に消滅。

 対して、ギガントブラザーの反応はそのまま。……間違いなく、エルフ騎士様がやったのかと!」

兵士B「やはり凄まじいな、あの方は。いや、あれだけのエネルギーを受け止めた勇者兄殿、そしてこの、次元融合の術式を編み出した魔女殿。

 三人が勝ち取った結果であろう」

魔女「兵士B殿」

兵士B「魔女殿!! 目を覚まされたのですね!」

魔女「ああ。もう大丈夫だ。MPは空っぽのままだがな。それで、今の話は本当か?」

召喚士隊長「はい。間違いなく。ギガントブラザーもこちらに向かっているようです。……彼らが帰ってきますよ!」

魔女「か、カカカカッ! やってくれたわ、あの二人! おい、酒は? 宴の準備はどうした!」

兵士B「ここにはありませんよ、さすがに。それに、その……勢いで聖剣も破壊してしまったわけですから、本国にそのまま報告するというのもちょっとはばかられますし……」

魔女「そういやーそうだった。ま、黙っとればバレやせん。今後、似たようなことがあれば独力で解決せにゃならんってことだけ肝に銘じて――」

魔術師隊長「司令官代理ーーーー!!」

兵士B「どうした!?」

魔術師隊長「じ、次元の門の魔法陣が、勝手に起動し始めました!! こちらからの制御を受け付けません!!」

兵士B「なんだとぉ!?」

魔女「!! な、なんだこの薄ら寒い気は!! 邪気でも、妖気でもないぞ……こ、こんな気配は初めてだ!! 一体どこから――!!」

魔術師隊長「お、おそらく――次元の門を、向こう側からこじ開けようとしている何者かが――」

 ドッカーーーーーーーン

魔女「ぐわああああっ!」

兵士B「今度はなんだぁぁぁ! ハッ!! なんだあれはーーーーー!」

巨大な腕「」ズモモモモモモモッ

召喚士隊長「じ、次元を切り裂いて、巨大な腕が! 何なんだあれはぁぁぁぁぁ!」

魔女「……召喚士! それと、魔術師!! 急いで魔法陣を破壊しろ!」

魔術師隊長「えぇぇ! そんなことしたら、ギガントブラザーを元に戻せなくなりますよ!!」

魔女「そんならワシが何とかする!! とにかく、次元の門を破壊するんだ!! あれをこっちに招いてはいかん!! とにかく急ぐんだ!!」

召喚士隊長「わ、分かった!! 魔術師隊長! パワーをメテオに!!」

魔術師隊長「い、いいですとも!」ドーンドーンドーン

魔法陣「」ドカーーーーーーン


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