過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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55:名無しNIPPER
2015/11/08(日) 17:08:41.90 ID:s1VDjzCs0
兄(迫り来る機械のモンスター軍団!

 俺は前衛として敵を一箇所にまとめ、魔女が魔法で蹴散らし、ついでに床を粉砕して進軍する。

 個々の戦力は俺たちが勝る。しかし、敵の物量はそれを簡単にひっくり返すほど強大であった!!)

兄「ぜーはーぜーはー……ど、どこまで続いてんの、この基地!! 今地下何階?」

魔女「さあの〜。多分、地下五十メートルぐらいかのう……」

兄「するってえと……十四、五階?

 ボチボチ底でもいいんじゃあないかな?」

魔女「敵の戦力は底なしじゃがのう! ほれ、ギガヒールじゃ」ポワー

兄「ありがとよ。突撃ぃぃぃぃぃーっ!!」

魔女「その隙にチャージタイム!! また床ごとぶち抜いてやろう!!」

マシン兵『破壊セヨ。抹殺セヨ』ガションガションガションガション


――時間は少し遡り、兄と魔女が合流する直前あたり

カジノタウンからほど近い、中央王国の駐屯地

エルフ騎士「カジノタウンが!?」

駐屯兵A「はい! 突如現れた機械化軍団によって、民間人にも多数の被害が出ています!」

勇者「エルフ騎士さん! すぐに行きましょう!!」

エルフ騎士「よろしいのですか? あなたの判断になら従いますが、

 カジノタウンは邪神軍の本営がある方向からは外れています」

勇者「あたしが聖剣に選ばれ、世界を救う運命を背負っているなら、目の前で泣いている人を見捨ててはおけません。

 それに……カジノタウンには、温泉街がありますよね?」

エルフ騎士「え、ええ。諸外国からも多くの人が訪れていますが、それが?」

勇者「兄さんは無類の温泉好き。必ずあそこに立ち寄っているはずです」

エルフ騎士「……そうですか」

勇者「兵士さん、何か乗り物を貸しては――」

 ちゅどーーーーーん

勇者「うわっ!?」

エルフ騎士「何事か!!」

駐屯兵B「大変です!! ここにも正面から敵の襲撃が!!」

駐屯地指令「機械化軍団か!?」

駐屯兵B「い、いえ、敵は剣士一人……ですが、おそらく魔族と思われます。

 凄まじい力で味方が次々と……! 勇者さん!!」

勇者「あたしが行きます!! エルフ騎士さん、援護を!」

エルフ騎士「心得た!!」



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