過去ログ - 唯「われなべ!」梓「とじぶた!」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:07:42.53 ID:bw1SoqCW0
鴨川を見下ろした唯先輩は、目を細めてアイスの落下点を探すように左右に視線を泳がせた。いや、見つけてももう食べれないし。
わたしの心の声が聞こえたのか、自分の行動の無意味さに気づいたのか、唯先輩がこちらを振り向いてニコっと笑うと、『風邪ひくよ』とわたしの首にマフラーを巻いて、

『わたしもねー、りっちゃんのこと、好きだったんだよねー』

“わたしも“と付け加えながら、まるでアイスを惜しむのと同じような軽い調子でそう言った。



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