過去ログ - 唯「われなべ!」梓「とじぶた!」
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40:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:40:08.79 ID:bw1SoqCW0
さっきまでのあなたはなんだったんですか。
子供みたいにわぁわぁ泣いてたくせに。
好きなくせに。
律先輩のこと、好きなくせに。
澪先輩に勝てないことがわかって、落ち込んでるくせに。
それなのにまた、自分だけ平気みたいな顔して笑って。
わたしはへたり込んだ唯先輩に向けて手を伸ばした。
「ほら、立ってください。お尻、汚れちゃいますよ」
「ありがとう、あずにゃん」
唯先輩が伸ばしたわたしの手を握る。
グッと引っ張って立たせるはずが、バランスを崩してわたしが唯先輩に倒れこんでしまった。
その拍子にトートバッグからケータイが滑り落ちていくの見えた。
唯先輩にぶつかるまいと両手を地面につけたわたしが、まるで唯先輩を押し倒したような形になっている。
「いいよ」
何がいいんですか。
唯先輩は何も言わずわたしを抱きしめた。
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