過去ログ - 唯「われなべ!」梓「とじぶた!」
1- 20
40:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:40:08.79 ID:bw1SoqCW0
さっきまでのあなたはなんだったんですか。
子供みたいにわぁわぁ泣いてたくせに。
好きなくせに。
律先輩のこと、好きなくせに。
澪先輩に勝てないことがわかって、落ち込んでるくせに。
それなのにまた、自分だけ平気みたいな顔して笑って。

わたしはへたり込んだ唯先輩に向けて手を伸ばした。

「ほら、立ってください。お尻、汚れちゃいますよ」

「ありがとう、あずにゃん」

唯先輩が伸ばしたわたしの手を握る。
グッと引っ張って立たせるはずが、バランスを崩してわたしが唯先輩に倒れこんでしまった。
その拍子にトートバッグからケータイが滑り落ちていくの見えた。

唯先輩にぶつかるまいと両手を地面につけたわたしが、まるで唯先輩を押し倒したような形になっている。

「いいよ」

何がいいんですか。

唯先輩は何も言わずわたしを抱きしめた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
49Res/32.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice