過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
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13: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/12(木) 00:11:43.61 ID:86cUeG390
「…念のため言っとくけど、学園祭ライブとかで一緒に組んだ贔屓目じゃないからね。
 本気だよ、アタシは」

「もちろん。OK出したからには、アタシもアートとダンスで全力出すっすよ!」

以下略



14: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:22:27.71 ID:QCfBBdBy0
<R←------I>

「お、ザック!思ったより早かったな」

全日本ストリートダンス選手権・本戦前日。
以下略



15: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:23:45.26 ID:QCfBBdBy0
「忠告もらった『アーティスター』の件だけど、姉ちゃんが録画してたおかげで
 これまでの放映内容もさっくりダイジェストで追えたし、予選会の映像もキレイに見れた」

姉ちゃん、と聞いてザックはペコの姉・アザミのことを思い出す。
根っからののダンス好きで有名で、就職した今でこそ一線からは退いたものの、
以下略



16: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:25:16.43 ID:QCfBBdBy0
ザックよりゆっくり鑑賞しただけあって、ペコの冷静な観察力は冴えていた。
ダンスと違い、ビジュアル面については存在感が目立つ程度の印象は持ったが、ザックも深く追い切れていない。

改めて映像を見ると、『アーティスター』の存在感は目立つという域を超えていた。
ストリートダンスとなると、動きやすさ以上に表面的な「ストリート」のイメージを重視し過ぎて、
以下略



17: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:28:02.92 ID:QCfBBdBy0
「…この間もあっさり断言してたけど、実はなんか知ってるんじゃないの?ザック」

余計な疑念を持ったまま大会に臨むのも良くない。
ペコは思い切って直接問う。それに答えるザック当人の声は気楽だ。

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18: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:35:52.16 ID:QCfBBdBy0
全日本ストリートダンス選手権の本戦開催地は、沢芽市に新設された文化ホールだ。
元よりダンスが盛んだった場所の上、災害復興という名目も立てば誘致は行いやすい。
どこで開催されようとザック達は足を運ぶつもりだったが、ホームグラウンドであれば当然余裕はできる。
そして肉体的・精神的な消耗が避けられれば、それだけ充実したパフォーマンスも行える。

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19: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/13(金) 01:37:27.63 ID:QCfBBdBy0
「戦いは避けられなさそうだな。ペコ、あっちの練習はできてるか?」

ザックの問いに、ペコはポケットから木製のパチンコを取り出した。
その表層はボロボロで、一見してよく使い込まれていることがわかる。

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20: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/14(土) 23:26:39.74 ID:nteQ6JAQ0
<R------→I>

アイドルの中でもダンス志向となれば、運動量やトレーニングの精度は本職のダンサーに勝るとも劣らない。
しかし、ことコンディション調整という部分では確実に不利だ。
フリの確認などはセッティング待ちの合間で対応できても、ロケなりライブなりで身体への負荷は確実にかかるし、
以下略



21: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/14(土) 23:28:23.74 ID:nteQ6JAQ0
「とりあえずはお疲れ様っす!」

「おつかれー!…って、本番は明日だけどね」

ホテルの一室に、プラスチックの蓋同士がぶつかる軽い音が鳴る。
以下略



22: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/14(土) 23:34:40.81 ID:nteQ6JAQ0
「プロデューサーが言うには企業城下町として再開発された場所みたいだし、ここらへんは経済力があるんじゃない?
 といっても封鎖令が出るくらい危険だった割に、結局何があったのかは収録終わってもわからないんだけど」

伊吹は少しだけ困ったような顔をしていた。
大会に参加する身からすれば不便でないのは良いことだし、復興番組となると観光番組よりよほど気を使うので困る。
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23: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/14(土) 23:36:31.79 ID:nteQ6JAQ0
「あんな妙な話があれだけ認知されてるってこと自体、妙なんすよ。
 実際には何がしかの不祥事が絡んでる…ってとこかな、と」

沙紀がそう言うと、スポーツドリンクから口を離した伊吹は軽く目を伏せる。
だが、すぐに再び顔を上げた伊吹は、軽く笑って窓から目を外した。
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