過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
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54: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/20(金) 02:27:24.91 ID:kea/+ZM70
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『チームバロン・コア』と『黒陣羽』。
本戦参加チームでも有望株とされる2チームは、会場を少し離れた裏路地にいた。
人目はない。ここで何か起きても、周囲に気付かれずに終わる可能性は高いだろう。

(やはりこのタイミングで来たか…)

ステージを降りた直後のザック達は、半ば強引にここまで同行させられていた。
予想していた展開。だからこそ、ザックもペコも会場内では騒動を起こさなかった。
もし下手に抵抗していたら大会が様々な意味で崩壊していただろう。

目の前に並ぶは、黒いパーカー姿が2つ。
相変わらず全く顔を見せない、不気味な連中である。
彼らがこのような場所まで連れてきたとなれば、理由はもう1つしかない。

「1回だけ聞いてやる…俺達と一緒に来ねえか?
 どいつもこいつも互いに傷つけ合うだけのくだらねえ世の中だ、こんな世界ブッ潰しちまおうぜ」

パーカーの下から、はじめて声が聞こえた。だが、声そのものは聞き覚えがある。
そしてだからこそ、ザックには絶対に認められない。

「うるせえ!その声で、アイツの声でそんなこと言うんじゃねえ!」

「そうだ!そんな悪行許したら、ザックもオレも戒人さんに怒られちまう…!」

ザックとペコの啖呵に、パーカーの男達がその顔を晒した。
男気に満ちた顔と、理知的で賢さを窺える顔。
だが、そんな印象はどうでもいい。彼らはザック達の知る2人の人物と瓜二つだった。

すなわち-葛葉紘汰と、呉島光実に。


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